自分と向き合うのとやめたとき(雑文)。

思春期、感情と理屈が入り混じる季節。近くにあった音楽や漫画、小説もその作品というものと自分の関係性が重要だったあの頃。いつごろかその重要性は薄れていった。自分と向かい合うことを突き詰めたあげく、結果として行き場を失う感情と理屈。もうひとりの自分がいれば楽だなんて、無責任な楽観的考えは、時間の経つのを忘れさせてくれた。そして、そこから戻ってくる方法すら忘れ、今に至る。娯楽に逃げ、人との関係すら煩わしく感じ、心を麻痺させて生きる…。
社会との関係性がないというのは、一昔前犯罪少年がつぶやいた、「透明な存在」に近いと思う。