「モノのチカラ」

この間、文字と声について書いた。その延長線上というわけではないが、創作とは「モノ」への情熱に他ならない。1990年代初頭から自分が始めた創作というのは、すべてPCを「経由」している。その手法が壊れ始めたのが2000年代初頭のことだ。ネット社会、PCで「完結」してしまう。今、ここの日記は…。
捨てられない「本」がある。ブックオフにもって行きたくない「CDやDVD」がある。それは「モノ」への愛着があるからだ。時代が文章を「読む」から「スキャンする」へと変わっているという。とっさに「Dreams Collection」をヤフーオークションで検索して、引っかからなくて胸をなでおろす自分がいた。