広がる世界の歩き方。

今ここにいる自分。そして、仮定から始まる、空想の世界。
あそこにいたらどうなっているだろう。30分前に地下鉄に乗り込んでいたら。中心部のゲームセンター。ファストフードの2階席。雑音の中の運命。24時過ぎの終電で可能性という名の妄想は終わりを告げる。
お酒を飲んでいたら、今のこの気持ちとは違う気持ちを抱いていただろうかとタバコに火をつける。
「ぼくは、ここに、いるよ」でもね心はどこかに置いてきてしまったようだよ。