恋の終わり。

美しい恋の終わりを僕は看た事がない。いつもどうしようもない。
そんなこんなでひとつの提案。思い出の品物。普通なら引き出しの奥に閉まったり、処分するものなのだろう。しかしね、この思い出の品というのは、2つがそろって始めて成立するものが多い。自分も、相手も、半分しか持ち得ない。映画の半券もメールの履歴もひとり分じゃ意味がない。
提案というのは「別れる時、思い出の品物を交換する」というもの。過去と現在が対になる。そして未来にあなたは、いない。